価値ある投資
先日、大学を一年休学して海外に行くつもりであると、年配の社会人の方に
お話ししたところ、こう言われました。
「私が学生だった時は、兄弟も多かったために家計が苦しく、有償の奨学金をもらいながら大学に通っていたんだよ...」
ここまで聞いて僕は、
(何不自由なく大学に通わせてもらっている身で、そんなことすべきじゃない、とか説教されるんだろうな...)と思ってしまいました。
しかし続いたのは、
「私はそんなだったから、留学なんてとても考えもしなかったけど、君が今回、
そういう選択をしたことは非常に価値があると思うよ。」
という言葉でした。
正直意外でした。
というのも、年配の方は、新卒で企業に勤めて定年まで働くことが当然と考えているのではと思っていたからです。(まったくの偏見なのですが...)
またその方はこうもおっしゃっていました。
「私には今、社会人として働いている二人の子供がいるけれど、もし彼らが大学時代に、君と同じように海外に行く決断をしたのであれば、私はきっと反対しなかっただろうね。若いうちに海外に出て、色々なものに触れることはきっと将来の財産になる。多少の回り道にはなるけど、そこにかける時間とお金は「価値ある投資」だと思うよ。」
ここまで言ってもらってしまうと、なんだか恐縮してしまいました汗
「休学をして海外に行く」というイレギュラーな選択をこんなに寛大に受け止めてくれる方もいるのかと感動するのと同時に、やるからにはしっかりと成果を出したいなとも感じました。
両親もこの方と同じように、休学をして海外に行くということを、僕にとって価値ある投資であると判断した結果、許してくれたのでしょう。
最大の感謝を持って臨む決意を新たにしました。
僕が尊敬する大学の先輩にかけていただいた言葉にこんなものがあります。
「人に迷惑をかけるのは当たり前なのだから、その分だけ感謝して、その分だけ恩を返そうと頑張れば良い。」
自分の決めた道を全力で突き進もうとすれば、必ず誰かに迷惑をかけることになる。
でも、人に迷惑をかけることを恐れて自分から行動しないのなら、ただの受け身の指示待ち人間。そんな人間じゃ面白くない。
迷惑をかけてもそれを受け入れてくれる人がいるなら、遠慮する必要はない。
迷惑をかけた分は、心からの感謝と自分自身の精一杯の努力で埋めていけば良い。
大げさかもしれませんが、これは僕の人生にとっての指針になっています。
人生ギブ&テイク。(僕の場合テイクばっかりされてので、ギブ&テイクテイクテイクくらいかもしれませんがw)
迷惑をかけた方々には、何らかの形でギブしたいです。足りない頭で考えるだけではなく、行動を通して。
それではでは。
街場のメディア論 ~キャリア選択において、自己評価を当てにしてはいけない~
先日、このブログにて読書記録アプリを紹介しましたが、読書の秋らしく読んだ本の感想をつらつらと書いていきたいと思っています。
(記事はこちら→ ビブリア~読書の秋~)
今回読んだ本は、「街場のメディア論」著:内田樹 です。
日本のメディアの在り方について、非常に辛辣な意見が書かれています。
メディアは自らの担う役割を自覚し、現状に危機感を持つべきであると、
テレビやラジオ、新聞など多種多様なメディアにおける、様々なエピソードを
交えながら警鐘を鳴らしています。
正直僕は、メディアの報道の質について思いを巡らせたことは全くありませんでした。事故で亡くなった方の遺族のところに記者が押しかけて取材活動をすることに憤りを感じるといった程度で、メディア全体の質などといった大きな視点で捉えられるようなレベルではありません。
一般国民の知識レベルの底上げや、報道に対する意識の改革によって
メディアの質が上がるということは考えにくいので、やはりメディアに携わる人々が、内田氏の主張するような厳しい意見を重く受け止めて、主体的に変化を起こして
行かなければならないのでしょうね。
この本は主にメディアについて書かれた本ですが、序章は、
「キャリア、仕事」についての内田氏の主張が述べられています。
この中で非常に共感を覚えた箇所があったので紹介したいと思います。
仕事について考える時に、ことの順番を間違えてはいけない。自分が何をしたいか、自分には何が出来るか、には副次的な意味しかない。
こと生得的才能に関しては、自己評価ほど当てにならないものはない。
たいていの場合、自分の能力適性についての自己評価よりは、周りの人の外部評価の方が正確である。
「自分が何をしたいか」は考えても良いのかなと思ってしまいますが、「自分には何が出来るか」を仕事選びの基準にするのは意味が無い、という意見はその通りだなと思います。
「何をしたいか」を考えて仕事を選択した場合、もし実際にやってみて、実はやりたいことではなかったとしても、それは「こんなことがやってみたい」という主体的な選択の結果ですから、後悔は残りません。
しかし、「何が出来るか」という軸のもと仕事を選択することは、わかりもしない「自分の適性」にこだわって、その適性にあった仕事を探す「作業」に過ぎません。
自分が仕事を選択するのではなく、仕事に自分が選択されることになります。
成功すれば結果オーライなのかもしれませんが、思い描いていたものと違った時に後悔しか残りません。
自分に何が出来るか、どのような長所があるのかを考えることは重要です。
しかし、独りよがりで考えたものを過信することは大変危険です。
他人からの評価にも素直に耳を傾けることが、仕事の選択という人生において大きなウェイトを占める機会において大切になってくるのだと感じました。
gdgd感想終わり。
それではでは。
来年度スケジュールと雑記(休学について)
どうも。Tomaです。
いやはやすっかり寒くなりましたね。
あと一週間もすれば11月...時の流れは早いもんです。
寒くなってくると、今年2月の豪雪の記憶がよみがえります。
朝起きて玄関を開けたらそこには、雪に押しつぶされ無残な姿と
なった我が家の車庫の姿が...。
幸いトタンで出来た簡易車庫だったので、車はかすり傷を負った程度でしたが。
あれだけの雪は当分ないだろうと思いますが、このご時世油断できないですね。
さて、今回はわたくし狼の桃の、来年度のスケジュールを発表いたします!!
( ^ω^)<興味ねーよ!
とか言わないで下さいね☆
2015年4月上旬~6月末
フィリピン語学留学
(語学学校は検討中です。)
7月上旬~1月末
オーストラリアワーキングホリデー
(7月~9月 オーストラリアにて語学学校通学&ホームステイ
10月~1月末 現地にて就労しながら生活)
簡潔に書くとこのような形を考えています。
これまで「休学留学」と言っていましたが、正確には、
「休学留学&ワーキングホリデー」
ですね。
オーストラリアでは純粋に語学留学をすることも考えましたが、
この機会に何がしたいのか、自分で自分に嘘をつかないように
慎重に検討した結果、ワーキングホリデーの形で渡豪することを決めました。
ネット上の情報や、実際にワーホリに行った方にお話を聞く限りでは、リスクもありますが、この決定に後悔はありません。
決めた以上、ワーホリだからこそ出来ること、またこの経験を通してどうなりたいのかを考え、積極的に行動に移していきます。
ちなみに帰国時期を1月末としているのは、4月に迫る就職活動を見据えての判断です。
先日、両親に今回の休学留学&ワーホリ計画を伝えました。
早く伝えなきゃ伝えなきゃとは思いながらも中々踏み出せずにいたのですが、ようやくです。
何故行きたいのか、現地で何をするのか、お金はどの程度負担してほしいのかなど、現時点の思いの丈を伝えました。
その結果、思いの他あっさりと(?)、了承もらうことが出来ました。
「自分で決めたことことなら、好きなようにやりなさい。ただせっかく行くんだから、英語話せるようになって帰ってこないと承知しないからね。」
ええ、やってやりますとも。
オーストラリアワーホリ帰りは大して英語がしゃべれない、なんて揶揄されてますが、そのイメージを全力で払拭しにかかりますよ...!
そしてもう一点言われたのが、
「あんたが将来何がしたいのかわからないけど、帰ってきたらしっかり就職はしなさい。」
姉からは
「ただでさえ親不孝だけど、帰ってきて就職できなかったらもっと親不孝になるから、帰ってきた後のことをちゃんと考えな。」
はい...ごもっともです。
しかし、今回の休学留学&ワーホリは「就活のためではない」ということは忘れてはいけません。
僕が4回生を休学するというリスクのある決断をしたのは、「休学をして何かをした」ということを就活のネタにするためではありません。
就活の前に休学して色々な経験をしてそれをアピールポイントにしよう、という考えを否定はするつもりはないですが、個人的には、そうした考えを行動指針にするくらいなら、休学などせずにそのまま就活すれば良いと思います。
これから休学をしようとしているだけで、実際に休学を経験したわけではないのですが、僕は休学は高い価値のあるものだと考えています。
この「価値」とは、他人にとっての価値ではなく、休学という決断をしたその人自身にとっての価値のことです。
自分の行為を正当化したいだけだろ。何を血迷ったことを。
とか思われそうですね。
まあ今は気にせず書きます!
休学をするということは、これまで小中高大と乗ってきた学校教育のレールから外れるということです。
つまり自分の所属、拠り所が無くなり、フリーな状態で社会に放り出されることになるのです。
だから、言ってしまえば「何の制約もない」。自分の主体的な選択のもとに、行動を決定することができるのです。
ここに休学の価値があると僕は考えます。
比較的自由とも思える大学生活ですが、実はそうでもありません。時間があることは確かですが、サークル活動やアルバイト、学生団体での活動など、「大学生として出来ること」の中から自分がやることを選択しているだけで、ある一定の制約のもとにあるのです(勿論すべての人がこうというわけではないのですが。)
上記のような休学の価値が、「休学×就活」という図式が成り立つことによって、
貶められることになるのではないでしょうか。
休学という決断をすることによって生まれた、たくさんの選択肢や可能性が
「就活」によって狭められてしまう。
もったいないんじゃないの、と思ってしまいます。
...なんて偉そうなことを言っていますが、まだ僕は休学をしているわけではないので、完全なる憶測です。
実際に休学をしてみたら、休学には価値がある、なんて口が裂けても言えなくなるかもしれませんし、反対に、もっと堂々と休学の価値を語ることが出来るようになっているかもしれません。
今できることは、後悔のないように準備をすることだけですね。
それではでは。
ビブリア ~読書の秋に最適な読書アプリ紹介~
こんにちは!
Tomaです。
今回は、このブログの主なトピックである「休学留学」から離れた内容を
書きます。
時代の流れに乗って、最近の僕のお気に入りアプリを紹介します。
それがこちら
「読書管理ビブリア 〜 読んだ本とメモを簡単シンプルに記録する本棚アプリ 〜」
読書は大好きですが、なんだかんだこれまで読書記録を一切取っていませんでした。
借りて読むことが多く、読み終わってすぐ図書館に返してしまうため、せっかく読んだのに何も残らないのは勿体ないなあとは思っていたのですが、つい記録が億劫になってしまっていたのです。
そんな中で友人から教えてもらったのがこのアプリでした。
書籍検索、メモ記入、読書データ共有、dropboxへのバックアップの作成←大事!
などなど、しっかりと読書のサポートをしてくれます。
加えて操作も手軽で、デザインもPOPで見やすい!!
やっぱり自分がこれまでどんな本を読んだのか、読んでいる時にどんなことを考えたのか、を一目で見られるように記録しておくと、その後の読書のモチベーションも
あがるものですね。
10月は今日までに9冊読んでいて、2日に一冊ペースで読んでいます。読むスピードが遅い僕からすれば、かなりのハイペースです。
(まあ、サクサク読める本ばっかり読んでるんですが、、)
某友人いわく「読書とは、目の前に広がる暗闇をライトで照らすこと」だそうです。今まで知らなかった世界を知ることが出来るということですかね。
いい言葉だなーと思ったのですが、どうやら何かのゲームの主人公が言ってた言葉
らしいですw
せっかくの「読書の秋」ですし、関心のある本を、授業を削ってでも、たくさん読んでいきます。
それではでは。
次回以降はちゃんとメイントピックについて書きたいと思います!
スケジュール!
( ^^) <どうせ「休学」することに対して言われたんだろ。
【解答】
友「 」
私 「意外と美味しいらしいよ!コオロギとかバッタとかゴk (以下略)」
友 「お前、正気か??(真顔)」
...はい。
どうも、狼の桃です。
最近昆虫食に興味があるのです。
フィリピン留学にあたって現地について調べると、「とにかくフィリピンは虫が多い!」という情報が多数です。正直僕は虫が苦手なのですが、一度食べてしまえば、苦手意識など吹き飛んでしまうのではと考えているわけです。
理想としては...
虫食べる→虫に遭遇する→この前食ったな...→全然気にならない\(^o^)/yeah!
フィリピン留学説明会! ~留学先、語学学校の選択、費用について聞いてきました!~
本日はついに、本来このブログで最も書きたかったトピックについて書きます...!