年収150万円で僕らは自由に生きていく:イケダハヤト ~柵の外へ!~
どうも、Tomaです。
今回は最近読んだ本についてつらつらと。
「年収150万円で僕らは自由に生きていく」
プロブロガーとして有名なイケダハヤトさんの著書です。
マネー至上主義、金銭的な豊かなことこそ是であるという既存の社会に
一石を投じる(言い過ぎか…)内容になっています。
「本当にそこにお金をかける必要があるのか再考する」
「人とのつながりによって、お金をスキップできる環境を作る」
「お金が無いと何もできないのは逆に貧しい、ということを理解する」
賛否両論ありますが、僕にとっては目からうろこの落ちる話が数多くあり、生きていくうえでの幸せとは何か、やりがいを持って自分らしく働くこととはどういうことか、について考えさせられました。
タイトルにもなっている「150万円で生きていく」というテーマからは外れますが、
以下に印象に残った箇所を抜粋します。
【柵の外へ】
皆さんは生きているんです。生きている以上、千人、一万人、十万人が感動するコンテンツを、必ず発信することができます。赤ちゃんだって、ひきこもりの人だって、人を感動させることはできます。
皆さんが蓄積してきた知識や、日々直面する体験の数々は、「柵の外」につながるための、生き抜いていくための重要な資産となります。知識を公開してください。意見を表明してください。想いを表現してください。そういう努力は、飼い殺しから脱出するために間違いなく求められます。
ここでいう「柵の外」とは「自分が働いている会社の外」という意味です。
もし自分が勤めている会社が明日無くなったら、どうやって食べていくの?
会社の外に出ても、最低限生活に必要なお金を稼いでいける自身はある?
この問いに堂々と答えられる人ってあまりいないのではないでしょうか。
イケハヤさんは、会社に飼い殺しにされないために、自分の存在は会社という柵の外にも知ってもらうための努力をすべきである。文章、写真、絵画、パフォーマンスなんでも良いから、自らを外に向かって発信し、自力で柵の外とつながり、外界で生きていけるだけの力を身に付けることが必要である、と述べています。
僕の周りには
(^^)/< ○○みたいな大企業に入れれば、一生安泰だよねー
とかのたまっている人もいますが、今の社会状況でこんなことを言えることが不思議です。
じゃあもしその会社が不祥事で倒産したら?
吸収合併された後の人員整理で解雇されたらその後どうするの?
「一生安泰」なんて言葉を軽々と使う人が、果たしてそうした状況になった時に会社を離れて一人で生きていけるだけの力を持ち合わせているでしょうか。
その会社の中だけでしか通用しないスキルを長時間かけて磨いているという状況になっていないでしょうか。
所属や肩書をなくして「柵の外」に放り出されて初めて、自分が何も出来ないことを知る。そうならないためにも、「自分」の価値をどれだけ高めていけるかが大事であると感じました。
それではでは。